RPGツクールと数学のブログ

RPGツクールと数学についてのブログです。

かぶるくんって結局何なの

ニコニコ生放送で、もくもく会というコミュニティを作っています。そのコミュニティで、とっとこハム太郎に登場するかぶるくんの講座(?)をしたので、その資料をここに載せます。

とっとこハム太郎に登場する「かぶるくん」というキャラクターは、何故か目立たない、存在が認知されない、などの理由で、なんとなく不憫だという共通認識のようなものが持たれている不思議なキャラクターだと思います。かぶるくんがどうしてそのように言われるようになってしまったのか、かぶるくんの変化をたどりつつ、統計データなどを用いたちょっとした分析を伴いながら、考察していくという内容です。

そういう名目で色々書いていますが、実態としてはほとんどお遊びです^^; 調べたことのレポートみたいなのに近いですね。私見も多いし、間違ってるところもあると思います。なので、真に受けないでくださいね。

以下、放送の中で私が書いたコメントを本文に記載して、そのときに出てきたみんなのコメントをいくつか抜粋して引用文に記載しています。

資料のアーカイブ

資料のpdf版は以下に格納しています。
かぶるくんって結局何なの.pdf - Google ドライブ

かぶるくんは、とっとこハム太郎というアニメに登場するキャラクターのことです。そのかぶるくんについて、かぶるくんってそういえば何なんだろう、というのを考察していくような内容になります。発表スタイルの資料を作りましたけど、ここでは発表形式にはしません。スライドを一つずつ開いていきますので、みんなでスライドを見ていきましょう。気になったところはぜひコメントください。

最初に注意事項ですけど、これはあくまで私見にすぎないことをご了承ください。間違っていることを言っている可能性もあるので、そのときは指摘していただけると幸いです。あと念のため、かぶるくんというキャラクターを非難したいわけじゃないので注意してね むしろ逆です。かぶるくんが好きだからこういうことを書いてるんだよなぁ。まあ、いろいろ書いてるけど、読み物として楽観的に見てやってください。

まず、とっとこハム太郎について 知らないかもしれないので一応説明です。90年代半ば、ハムスターブームの中にあったときに、とっとこハム太郎という作品が出ました。ハムスターのハム太郎が主人公で、その飼い主や、ほかのハムスターとのやりとりを描いた作品です。最初は小学二年生だったかな?で連載が始まって、2000年からアニメ化して、すげえブームになりました。当時はほんと ポケモンと似たような立ち位置だったと思いますよ。そのアニメも、2006年に終了してから人気が徐々に下火になっていき、あんまり表に出てこなくなっていった作品でもあります。それでも実は今も継続的に公式からグッズが出ているので、ハム太郎は決してオワコンじゃないのです。このスライドで紹介するかぶるくんは、そんなとっとこハム太郎に登場する一人のキャラクターです。かぶるくんの紹介をみていきましょう。

かぶるくんについてです。かぶるくんは、何かを頭にかぶるのが好きなハムスターです。いつも緑のぼうしをかぶっていて、アニメに登場した当初はよく赤い鍋をかぶってました。得意なのはかくれんぼで、かくれんぼ仲間のぬけないくんとなかよしです。誕生日がハム太郎と8月6日でかぶってるのも特徴です。しゃべるときの語尾はだぞです。ふきだしにあるかんじです。一見してかわいいキャラなので人気が出やすいかと思いきや、実際のかぶるくんに対しては、いろいろふしぎなウワサがあるのです。

  • それは初めてだぞと言ったときのセリフか(満腹なこうしくん)

かぶるくんに対する悪い噂としてこんなものがあります。まず、とにかく目立たない。出演することも少ないし、出演してもしゃべらないとよくいわれます。2つ目で、まともなセリフをしゃべりません。しゃべる言葉はたいがい、わあとかんーみたいなのだけだったり、だれかの相槌をうつていどの言葉で、文章の言葉をあまり聞くことがないです。3つ目で、出番がさらに減っていくというのがあります。アニメの回がすすむにつれて、どんどん出番がへっていきます。2004年以降は俗にいう2期が始まるのですが、新キャラがたくさん出てくるので、完全に空気となっていきます。4点目で、そもそも存在がはっきり認知されていません。出番が少なすぎて、アニメの数話見た程度の人は、存在を認知できません。いたことに気づいても、名前もわからないので、間違った名前でおぼえられることも多々あるようです。ぼうしくんとかよく見かけるね… まあ、そんな感じで、かぶるくんにはいろんな悪い噂(事実)があるのです…

  • 悪い噂❌ 事実⭕️(満腹なこうしくん)
  • 「みどりくん」とかも(満腹なこうしくん)

なんでこんなことになっちゃったんでしょうね。そこで今回はかぶるくんの変遷をたどっていって、その原因について考察していくことにします。そういうわけでこの講座は、かぶるくんがいかに不憫であり、どうして不憫になってしまったのか、そういうのをいろいろ分析しながら考察していくというものです。かぶるくんにはつらい内容かもしれないのでごめんね。

  • 大丈夫だぞ💦(かぶるくん)

かぶるくんの誕生から追っていきます。かぶるくんは、原作時代の漫画の、ハムちゃんずでございまちゅから誕生した、と思われます。実際には単行本じゃなくて小学館の各誌かもしれないけど、さすがに入手できないのでよくわかりません。多分ハム太郎で一番有名なのはこの2000年から2006年のアニメでしょう。アニメが始まる前には、漫画などの原作がありました。かぶるくんが登場したのは1999年のこの漫画。同じぐらいのときに、小学館の各誌を買ってくれた子限定のビデオも出ました。アニメのパイロット版とかよくいわれます。ここで登場したかぶるくんが、アニメに輸入されてきたイメージです。で、実際には原作とアニメは相互作用しながら設定がつくられていき、おそらくアニメで初出のタイショーくんが、2001年の原作の漫画に登場します。その漫画で紹介されていたぬけないくんが、2002年にアニメに登場してきます。アニメはそこから続いて行って、2006年におわります。まあそんなような感じでかぶるくんが入ってきたイメージですね。

  • パイロット版はタイショートラハム♂いなかったし、ちび丸くんだし(満腹なこうしくん)

つぎにかぶるくんに着目していきます。最初のかぶるくんはどっちでしょうか みていきます。かぶるくんはなべをかぶっている絵と、ぼうしをかぶっている絵と、それぞれあります。それがどっちが先なのかよくわかんないので 考察してみます。なべをかぶっていたから、ぼうしもかぶるようになったのか、ぼうしをかぶるキャラだったから、なべもかぶる、ということでかぶるくんになったのか。初登場したといわれる原作の漫画では、何もかぶっていないかぶるくんが散見されます。また、なべとぼうしを同時にかぶるような描写はみられないのです。ということはやっぱりかぶるくんだから、かぶるのが好き が先にあって、だからぼうしもかぶる というようになったのかな、と 一見はおもえます。

でも、実際はこうかもしれないという内容です。最初の漫画では、最初から12匹のハムスターがいる、ということにはなっているけど、それぞれのハムスターには最初は模様ぐらいの違いしかなくて、特徴がなさそうにみえました。たぶんこの単行本は小学館の各誌で連載していた内容をそのまま転載したか、ここから影響を受けてちょっとずつ作られたものなので、単行本の中でも徐々に変化したようなものになってるんでしょう。ということでもしかしたら最初はみんなの名前もはっきり決まってなかったんじゃないかと思えて、その中にぼうしをかぶった無名のモブがいたというだけなのかもしれません。そこから転じて、かぶるのが好きなかぶるくん、というのが生まれて、だから、ぼうしもかぶる、という、後付けのような設定ができた、のかもしれません。ここは推測にすぎないので実際はわかんないですけどね。これは最初のころのかぶるくんで、そこからの変遷をたどっていきましょう。

  • 無名のモブ(アニメでも割と間違いなかったりする)(満腹なこうしくん)
  • 帽子モブにたまたま個性が与えられてレギュラー化って事だね(けーたろ~さん)
  • ある意味このままモブだったほうが幸せだったかもね(満腹なこうしくん)

かぶるくんの変遷をたどってみます。まず、かぶるくん自体は原作から出てきたので、原作スタートです。そこからちょっとずつ、設定が追加されるかのように、特徴がくわえられていきます。原作のルートはあんまり今回の話題に影響しないのでさらっとみますけど、アニメと相互作用しながら設定がくわえられていきます。まず、初期は青っぽかったぼうしが、緑になります。この絵はアニメのオープニングでも使われたかぶるくんだったかな。このへんでもうぼうしが好きなキャラになってたみたい。で、次の本ではついにかぶるくんの話が出てきて、そこの話でなんで緑なのか説明されてます。ぼうしが緑なのは、春になると葉っぱと間違えた虫が集まってくれるからだそうで、それでおしゃれなのだーってみんなに言われるシーンがあります。スタートに戻って、次はアニメのルートをたどっていきます。まず、かぶるくんはアニメでは第3話で初登場します。最初は口数の少ないおとなしいキャラで、緑のぼうしと、なべ、両方をかぶってます。この話で、最初からずっとなべをかぶってるのに、途中でいきなりなべをかぶらないぼうしのハムとして出てくるので、このぼうしのハム誰だ??ってなるのは一部の人あるあるです。次に、アニメの第21話で、かぶるくんは初の主役となります。口癖が、さっきいったような「だぞ」になります。それとともない、強がりなキャラクターとなり、強気で元気なキャラクターになります。そして、飛んでアニメの第81話で、かくれんぼが得意な設定が追加されます。ぬけないくんという友達もできて、かくれんぼのキャラとして確立します。かくれんぼについて、もーみんなへたすぎだぞーっていうのがこの話。そして、だんだんなべはかぶらなくなっていってぼうしのキャラクターになっていき、アニメの120話では、話の都合もあるのですけど、ハムちゃんずから一瞬孤立したような感じになります。ハムちゃんずっていうのは、ハム太郎とかを含めたハムスターのグループのことね レギュラーメンバーのことです。まあ、実際には孤立したのはかぶるくんの思い込みだったっていうことで安心する終わり方をするのですが、かぶるくんがなんかみんなから外れた感じになってしまうっていう描写があるということで、この話がつらいと感じるファンの人もいると聞きます。この流れをおっていくとまあ、そうでしょうね。ここまできて、なんでかわいそうなかぶるくんを見ないといけないのか。

  • もともとは「だぞ」って言ってなかったのね(けーたろ~さん)
  • 6話とか敬語だしの(満腹なこうしくん)
  • 設定の登場が唐突(満腹なこうしくん)
  • 注 かくれんぼと強がりはほぼ主役回限定(満腹なこうしくん)
  • こうしなんていつも腹空かしてるし、のっぽはみんなの知恵袋、パンダはエンジニア。かぶるは「❓」(満腹なこうしくん)
  • 案外、「忍者」みたいな路線なら、よりキャラ立ったのかもね(けーたろ~さん)
  • ニンジャがニンハムくんなら、かぶるくんはMGS的な傭兵路線なのかもしれない。ミルクパンがダンボールの代わり📦(たまさん)
  • 他のキャラが初期からちゃんと個性あったことを考えると、どうしてもかぶるくんはとってつけたような感じがする(満腹なこうしくん)
  • 帽子の色が仮に赤とかオレンジなら案外目立ってたかもね(けーたろ~さん)

どうやらアニメでの扱いが悪いように見られるわけです。ほかのレギュラーが目立ちすぎて、かぶるくんの印象が薄い。登場頻度も低い、しゃべることもしない。レギュラーどころか、ゲストキャラにも往々にして出番を抜かれています。みんなのアイドルくるりんちゃんね。なべでできることってやっぱり限られてくるもんなぁ。とっとこハム太郎のアニメは全部で296話あるのですが、かぶるくんが主役回になったのはたった4話です。主役回が少ないどころか、主役回以外ではほんとうに全然しゃべらないので、普段はかぶるくんいるのか??っていうのを認識することすら難しいという、レギュラーとしてあるまじき姿なわけです。かぶるくんの主役回4話は、21話、81話、106話、120話です。それではここからは、かぶるくんが本当にここに書かれているように、出番が少なく不憫なのか??というのを見ていくことにしましょう。

  • 一応鍋は最初からあったけど、それで何するって訳でもないもんなぁ(たまさん)
  • 下手したらトマトくんナッスーくんちびくりちゃん、カメハムくんとかのほうが目立ってるかも(満腹なこうしくん)
  • 帽子かぶってるだけになってるのが惜しい(たまさん)
  • ルイージ的なサブ位置にはなれないのかね(けーたろ~さん)
  • マリオ=ハム太郎なら誕生日の設定活用してもよかったのに(満腹なこうしくん)
  • 割と毎回かぶるくん悩んだりしてるよなw(満腹なこうしくん)
  • 声優さんとかの人気も関係してそう(けーたろ~さん)
  • こうしもタイショーも声優有名だし イシシもタラちゃんも(満腹なこうしくん)

まず、主役回がほんとうに少ないのか見ていきます。21話、81話、106話、120話の4話を、グラフ上の点にとってみて、その点をとおるようなグラフを考えてみます。すると、こんなような曲線になることが予想されて(この破線の部分が推測の部分てことね)、147話、211話も、かぶるくんの主役になるだろう、という推測がたつわけです。グラフではこう予測できるけど、実際にはそんなことなくて、かぶるくんの主役回は120話で終わりです。まあこのように、推測した結果も外れるぐらい出てこないので、主役回は少ないといっていいでしょう。しかも直感的にはこんな曲線にならないしね。実際は21話が外れ値で、81,106,120の直線増加になるはずだ。もっとあっていいと思う。それにも満たないってことですよ。次に、どのぐらいの頻度で出演しているか見てみます。

  • (こうしくんの主役回はどれぐらいあるんだろうという疑問に対して)こうしくんの話は37、53、110、119、154、155、162、179、195、203、230、266、285、296は最低でも(かぶるくん)
  • 147話(とっとこおまかせ!ハムハムナース隊)恐らく出ていないぞ...(かぶるくん)
  • 211話(とっとこ来たジャン!ジャンガル王国)出ては来るぞ(かぶるくん)
  • 回を重ねるごとに新キャラが増えていって曲線ルールが適用されなくなった?(けーたろ~さん)
  • ナースちゃん、エンジェルちゃん、デビハムくん、ポニーテールちゃん、たいほくん、ウキハムくん、ちびちゃんず、ポテトくん、シェイクちゃん、カメハムくん・・(かぶるくん)

かぶるくんがどのぐらいの頻度で出演しているか見ていきます。やりかたは、かぶるくんがその回に出演していたら1点、かつ、しゃべってる場合は2点としてカウント。というのを1か月ごとの得点として集計してグラフにしました。この出演のデータは、いま来てくれてるかぶるくんの血と汗の結晶ですよ。かぶるくん以外も含めてだぞ 全部調べたそうだ。で、そのグラフがこれです まあ、がたがたしてるよね。均一に毎回登場してたら、なめらかーなグラフになるはずです。これは、かぶるくんの出演がまばらである、不安定である、ということを意味します。出演頻度が低いということにつながるわけ。そのばらつき具合、頻度の低さに相当する、変動係数というのを求めると、かぶるくんの場合は0.565 これはあとでほかのみんなと比較するからね。この値は小さいほどいいのだ 大きいほどばらついてて不安定って意味です。

  • こうしくんは最後のフラワー牧場別居のぞいたらほぼ喋りも皆勤だろうな(満腹なこうしくん)
  • もしやあのハムちゃんず出演状況てやつ? すごすぎる(満腹なこうしくん)
  • がたがたしてるが全体の傾向として減っていってるし、0もある(満腹なこうしくん)

みんなの出演頻度と比較してみよう。ハム太郎は100%出てるから真っ青だよね。若干がたついてるのは、1か月が4週間か5週間か、という違いなだけなので、実際には100%出演してるからまっ平です。こうしくんとタイショーくんもほぼまっ平だけど、こうしくんは最後の方に、タイショーくんは真ん中ごろに、それぞれ一時期いなかったので、そこだけ0になってるね。このトンガリくんというのは特殊なハムで、たまーに突然出てきて、出てきたときにかっこいいことを言うという、スナフキン的なやつです。だからまあ、頻度としてみるとがったがたなのは仕方ないね。このグラフから、みんなの変動係数を求めてみると、この表になります。値が小さいほど高頻度、大きいほど低頻度。で、値順に並べたものです。かぶるくんはこの位置で、まあ確かに低いんだけど、他と比べて極端に低すぎるっていうわけではないことが特徴です。ということは、出演自体は意外としてるのかもしれない、ということです。では、出演はしてるけどしゃべらないのか?ということで、しゃべる率をみてみます。

  • タイショーくんの溝はヒーローハムだな(満腹なこうしくん)
  • のっぽくんの減り具合明確だな(満腹なこうしくん)
  • これで何軍かがはっきりしてる(満腹なこうしくん)
  • ちび丸とのっぽの差が0.2もある(満腹なこうしくん)

しゃべる率は、出演した回数を分母にして、かつセリフがあった回数を分子にして求めます。要は、出たらちゃんと一言でもしゃべってるのか?という割合です。ハム太郎は出演したら絶対しゃべるので100%。100%は5人いるね。で、それをまたしゃべる率順に並べたのがこの表です。そうするとかぶるくんはこの位置。やっぱり低めなんだけど、パンダくんやトラハムくんの方が、出てるだけ回が多いのです。ということは、出たらちゃんと何かしらしゃべってて、全くしゃべってない、というわけでもなさそうです。こうやってしゃべってるかの条件だけで見ると同程度なのに、なぜかかぶるくんだけ目立たないのよ。その推察を次からしていきます。で、余談ですけどみぎのかっこ。横軸が、出演した数。縦軸が、そのキャラの主役回の数です。数じゃない、割合だな。これもかぶるくんに出していただきました。で、それをグラフにプロットしてみると、俗にいう一軍、二軍、三軍、がはっきり出ます。一軍、二軍、三軍、というのはファン用語で、とっとこハム太郎のアニメで目立ってるハムをグループ分けすると、なんとなくこうだろう、というグループ分けされたものが、一軍、二軍、三軍、とよばれます。かぶるくんとパンダくんは、意外にも隣同士。まあ実際、このあたりの境界はあいまいだからね。ねてるくんとトンガリくんは特殊なケースなので例外。まあ、ここまででデータ上で確認してみたけど、回数という条件だけではかぶるくんそんな特出してかわいそうでもないのです。

  • のっぽとトラハムの溝が(満腹なこうしくん)
  • でも実質はトラハムくんとかパンダくんのほうが目立ってるな、個性強いし(満腹なこうしくん)
  • むしろかぶるくんは4軍と言われることもしばしば(満腹なこうしくん)
  • 初期だとのっぽも2軍よ(満腹なこうしくん)

では、何がかぶるくんを不憫にさせているかについて考えてみます。かぶるくんはさっき見たとおり、データ上はそんなに特出して不憫てわけでもなくて、主役回もかぶるくんだけが少なすぎるというわけでもないです。実は主役回の割合だけで見たらパンダくんの方が少ない。まあ、ここでかぶるくんが一番不憫に感じる原因いろいろ書いてみたけど、言っていただいたところは考えられる原因としてそのとおりだろう。かぶるくんは、まあ、出てるは出てるけど、出てることに意味がない…ということで、目立たない…ということを、やはり不憫に感じるのではないか?となるわけです。でも、ほんとに目立てないことが不憫なのか?ということで、かぶるくんのことについてちょっと振り返ってみましょう。

  • トラハムはしっかり主役回あるしな、後期でもラピスちゃんとのデートとか(満腹なこうしくん)
  • ちゃんと失敗してくれるって期待にも応えてくれる(るぷさん)
  • (パンダくんの主役回の方が少ないということについて)どこまでを主役回にするかで変わらん?(満腹なこうしくん)
  • むしろ提供物がかわりに重要度を担ってる。例えばヘッドライトとかつけてたとして、パンダ君提供なんだろうなってのが30分づづくわけだからな。トラハムと同じで本人こそいないものの30分間出てるようなもの(るぷさん)
  • セリフの内容が薄すぎるは草(けーたろ~さん)
  • 要因はいくらでもあるけど、有名にさせたのは2だよな。あたっちゅボールがむずいねん(るぷさん)
  • とどめは3のクズキャラ化(満腹なこうしくん)
  • あと、ちびまるちゃんも何気に要因。ちびっこお子様キャラがぶり。子供の成長的なエピはあっちに全部流れる。で、最終的にマフラーちゃんがハグする。(るぷさん)
  • だぞぉ...(かぶるくん)

初期のかぶるくんは、はずかしがりやとされています。実際、今でもプロフィールを見に行けば、はずかしがりやと書いてます。本当にはずかしがりやの性格のなら、自分からわざわざ目立とうとしないはずであり、別に目立てなくても平気だと思われるわけです。いわゆる癒しキャラです 見た目やなべかぶるしぐさがかわいいからね。どっちかというと、いつも寝ているねてるくんとかと似た立場。そのため、そもそも目立つ必要のないキャラであって、別にはっきりと存在が認知されなくても構わないのではとなるわけです。それが癒しキャラの役割であって、そういうつもりなら、不憫とは異なるはずです。吹き出しの内容は攻略本のセリフだけど、いるだけでほんわかするし、めだつのも好きじゃないということです。攻略本てゲームの攻略本だな。ではその後かぶるくんがどうなったのか見てみます。

  • こうしが毎回出てて喋ってなかったら不憫というより怖い(満腹なこうしくん)
  • クラスのすみにいて発言しない陰キャかな(満腹なこうしくん)

実際のかぶるくんは、アニメで回を重ねるごとに性格がかわっていきました。もともとは恥ずかしがりやだったのが、強がりで元気なキャラになっていきました。アニメ向きには、まあ無個性は扱いですから、設定を加えていって個性を与えられるのは、ある意味で自然な流れだったのでしょう。ここでいろいろな追加設定をへて、それに合う形で、強がりで元気、明るくて活発、というキャラになりあがるわけです。もうたぶん、最初のころと別物なんだよね。このふたり。

  • 無キャという用語もある(満腹なこうしくん)

性格は変わったかぶるくんですが、役割が変わらなかったんだと思われます。強がりで元気な性格に変わったかぶるくんでしたが、役割は目立たないキャラのときと同様、目立たせない役割のままだったので、性格と役割の不一致が発生して、そこに不憫を感じるんではないかと思われるわけです。たぶんそこが製作者感であいまいになっちゃったんじゃないかなぁ。はずかしがりやで目立たないのをひきずったところがあって、もう目立っていいキャラになったのに、それでも役割を変えてもらえなかった。ここでは性格を静的要素、役割を動的要素でそれぞれ区別してますけど、動的要素の部分はキャラを動かす方の製作者が担うので、かぶるくん本人ではどうしようもなかったんでしょう。ということで性格と役割の不一致が発生してしまったかぶるくんですが、その後もアニメはつづいていきます。

  • 元気だぞー!!!!!! だぞーっ!!!(かぶるくん)
  • 強がる我が強めってとこがゲームに輸入された結果があれだもんな(るぷさん)
  • 4は不憫だし。特にお祭り(満腹なこうしくん)
  • 恥ずかしがりやのままなら、うるうるおめめで、これが欲しいんだぞ・・・とか言いそう。ショーウィンドウに張り付くわがまま小僧じゃなくて、行こうとする裾をぐっ、って引き留める感じ(るぷさん)
  • ほしいぞぉ🥺(かぶるくん)
  • トラハムくんと一緒に2軍くらいにあがってもよかったのにな。まあ、2軍はなかなかキャラ濃いお方がいるけども(満腹なこうしくん)
  • 最初のキャラコンセプトは最初から最後まで変わっていないって事?(けーたろ~さん)
  • 1話で一軍、2話で二軍、3話で三軍が登場してるあたり最初から配分決まってたんだろ(満腹なこうしくん)
  • むしろハムハーの木の住民として登場してたらどうなってたか気になる そこそこ目立っただろうし。まあハムハーの木はみんな個性的すぎておされてたか(満腹なこうしくん)
  • イベントで仮装的なものするときもおしゃれするときも、しいて言うなら、わたくちたちにまかせてほしいのでちゅわ!とは出るけど、衣装一部提供とかそんな描写ないよな(るぷさん)
  • ハロウィンの話やジャンガル王国の話で一瞬だけ衣装を任せられる描写が出てくるぞ!(かぶるくん)

かぶるくんには次々設定が増えていくのですけど、かぶるくんに設定が増えていったことが逆にわざわいして、活躍の場が限定されていってしまい、有効活用するのが難しくなっていったんだと思います。かくれんぼが得意って生かしにくいだろうしね まあ、もうちょっと出せるとは思うのだが。それで扱いにくくなったかぶるくんは、さらに出番が減っていってしまい、性格と役割の不一致がどんどん広がって、どんどん不憫になっていったという、そういうことが起こったんだと思います。かぶるくんはキャラ確立が間に合わずにぶれちゃったのだろう。どんどん変わるけど、それでも出番をもらえない。この差が広がっていって、なんだかかわいそうなキャラ、となっていってしまったという、そんなふうに思うわけです。それじゃあ 結論いくね。

  • 公式で人気投票とかしてて、その順位とかも影響してそうだね(けーたろ~さん)
  • これならむしろみんながあの子いつも喋らないねえ、みたいな話を展開したほうがよかったかもしれん(満腹なこうしくん)
  • その点のっぽくんは、解説役でも動かしやすそうだ(たまさん)
  • で、実際おこちゃまだから言動も年齢相応(るぷさん)
  • パンダもエンジニアだし安定してる(満腹なこうしくん)
  • でも無口枠も解説枠もアドバイス枠も癒し枠もなにげにねてるくん(るぷさん)
  • 何もかもが取られまくり(満腹なこうしくん)
  • 歳近そうだしちびまるちゃんとタッグを組ませるのも良い?(たまさん)
  • むしろこうし以上にトラブルメーカーでもよかった(満腹なこうしくん)
  • トラハムくんは不一致すぎるよ目立たない陽キャとかいないだろ普通(満腹なこうしくん)
  • 逆に、トラハムはリボンちゃんこうしくんの対比だと思ってる。振られ常連とじれじれ片思いとラブラブカップル(るぷさん)
  • 勝ち組てこうしだけだし。意外にも(満腹なこうしくん)
  • というか、ハムちゃんず主要メンバーが多すぎるのが出番格差に繋がってるんじゃないかな(たまさん)
  • はむたろう全体の人気が徐々に全盛期より落ち着いてきて製作陣が新規ハムでテコ入れしようとするのは少しみえる。新規ハムであればあるほど派手というか濃い感じになるよね。相対的にかぶる君が薄くなっていったとか(けーたろ~さん)
  • (けーたろ~さん)

結論というか、今までのまとめです。かぶるくんは目立たない癒しキャラから、目立てるはずの元気なキャラにちょっとずつ性格がかわりました。ところが、アニメ上の役割は、目立たないまま変わりませんでした。出演自体はしてるけど、目立ってこないし、しゃべらない。この、性格と役割の不一致が、かぶるくんが不憫だなあ、と思わせる根本原因だと考えられました。さらに、性格がかわったことでキャラが変化し、扱うことが難しくなっていったので、性格と役割の不一致がどんどん広がっていってしまって、余計不憫になっていってしまった。そういうことなんだと思います。かぶるくんは結局何なのというタイトルでしたけど、結局、活躍できるチャンスが出てきたはずなのに、つかみ損ねた、もったいないキャラだと思うのです。キャラクターとしての素質は抜群なので、きちんと活躍してほしいのが私の思いです。こんなこと言ったら怒られそうだけど、個人的なこと言えば最初のころのかぶるくんの方が実は好きだからね…? そのままシャイでいてくれてもよかったって思う。でももちろん、後の元気なかぶるくんも好きだよ。要は、どっちの性格だろうと、性格にあった役割を与えてもらって、ちゃんと活躍してほしかった。まあ、そんなようなことでした 全部私見ですけど、かぶるくんについて考えるきっかけになって頂けたなら幸いです。あと残りちょっとオマケです。

  • はむのライバル作品の動向とかもはむの方向性に関係してそう(けーたろ~さん)
  • 妖怪ウォッチはキャラ多いだろうがレギュラーで考えればそんな多くなさそう(満腹なこうしくん)
  • 最初のころのままならそこまで不憫だとは思わなかったかも。中途半端に陽キャ化したからなあ(満腹なこうしくん)
  • モブからサブメンバー級に昇格して最後まで映ってたのなら恵まれてるね(けーたろ~さん)
  • 目立ってないのに声優名が際立つおはむばぁさん。別格通り越して覇王の風格(るぷさん)
  • だいたいハム太郎はみんな声キャラにあってると思う(満腹なこうしくん)

今までは特にアニメがきっかけで不憫になっちゃったなあ、というお話でした。ハム太郎のアニメは終わってしまいましたけど、冒頭に言ったように、まだまだ公式からの展開があるコンテンツです。実はかぶるくんのファンは、意外に多いといわれています。これは別に最近のことだけじゃなくて、アニメやってたころも人気あったそう。数年前、ハム太郎カフェといって、一時期だけ飲食店のイベントがあったのですが、そのカフェでの人気投票は各地で行われたようなのですけど、そこではかぶるくん1位になったこともあったとか。そうそう この枠に来てくださってるかぶるくんはめちゃめちゃかぶるくんとしての活動をしてくださっているので、その活動もフィードバックされていると思いますよ いつも楽しませていただいてありがとう^^ そういうわけで、世間的には人気になってきてるほうじゃないかなと思うのです。

  • ちゃっかりセンター位置にいるじゃないか!不憫なんて嘘だ!(けーたろ~さん)
  • 左はまだちび丸いるからいいけど真ん中はもうおかしい(満腹なこうしくん)
  • 逆にまいめが救われてねえじゃん(満腹なこうしくん)
  • グッズにはかぶるくん恵まれてるけどアニメには恵まれなかったハムスター(たまさん)
  • トラハムファンからはハムスポのかぶるくんについて意見がある(満腹なこうしくん)
  • 1年くらい前に発売されてたかぶるくんのヘアピンをみんなつけてかぶるくんフェスティバルとかあったら楽しそう(満腹なこうしくん)
  • こころなしか、一番右のかぶるくんがしたり顔に見えてきた(たまさん)
  • ひっひ!!だぞー!!!(かぶるくん)

公式もグッズ展開中です こないだも何か出したそうだよ。で、かぶるくんのかぶるくん活動も過熱してるのだ^^ X(Twitter)へのイラスト投稿や、ニコ生配信、あと、最近だとハムちゃんずを主人公にしたゲームもなんと毎月のようにリリースしてくれてます。8月6日に第5作目のゲームが出たので、みんなもぜひやってね! かぶるくんのためにハム太郎がぼうしを集めるゲームです^^ 8月6日はハム太郎とかぶるくんの誕生日なので、そのときになると配信で、カウントダウンつきの誕生日配信をしてくださるのです^^ カウントダウンするもんだから、年末感やばくて、1年で二度も年末感を味わえるという意味でもオススメですよ。紹介は以上なのだ 長丁場にわたり見ていただいてありがとう!たのしかったよーー。

かぶるくんによるかぶるくん解説

かぶるくん(https://www.nicovideo.jp/user/66539637)が製作した、かぶるくん解説動画を関連資料として紹介します。こちらはとてもポジティブな内容なので、かぶるくんのことをまず知るためには、とても良い動画と思います。ぜひぜひ! まあ、この講座を踏まえた上で見てしまうと、見方が変わってしまうかもしれないけどね…

www.nicovideo.jp