RPGツクールと数学のブログ

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RPGツクール2000標準サポート命令追加_ver0.01

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RPGツクールMZではプラグインが導入出来るので、正直あんまり問題にはならないとは思うのですが、RPGツクール2000で普通に標準の命令として使えていたコマンドが色々使えなくなってしまっているので、使えるようにするためのプラグインを作成しました。ただし、現状は重要度が高いと思われる命令のみサポートしており、全命令には対応しておりません。

このプラグインは、RPGツクール2000の感覚で、スクリプトを極力使わずにシステム作りをすることに適しています。色々便利な命令があるので、ぜひ試してください。

Tkool2000Events.js - Google ドライブ

以下は、RPGツクール2000で標準サポートされていた命令のうち、RPGツクールMZの標準命令にないものをリストアップして、重要度付けをした一覧です。

ツクール2000命令がMZにあるか一覧 - Google スプレッドシート

重要度は筆者の主観ですので、ご要望あれば優先して対応したいと思います。お気軽にご相談ください。ご連絡は、ブログコメントまたは右記メールアドレスまでお願いします:fermiumbay2f:id:fermiumbay13:20190801194651p:plainyahoo.co.jp

ver0.01のサポート内容

文章の表示に表示スピード変更の特殊文字\S[n]を追加する

文章の表示に、特殊文字\S[n]を使えるようにします。文字の表示スピードを変更するものです。

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画面のスクロール命令を同時に複数実行できるようにする

画面のスクロール命令を拡張します。右にスクロールしながら、下にスクロールする、と指定することで、右下にスクロールさせられます。

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スイッチや変数の操作にて 番号に変数を使えるよう命令追加

スイッチや変数の操作で、対象番号に変数を指定する命令を追加しています。例えば変数5番に100を入れておき、スイッチ「変数5番の番号」をONにする、などと指定すれば、スイッチ100番がONになります。

変数番目のスイッチや変数を操作する、ということがRPGツクール2000では標準で出来ていたので、複雑なシステムを作成するときにはよく活用されていたのですが、MZではこれが標準で出来ないので、複雑なシステムを作るにはスクリプトに頼らざるを得なくなっているという実情もあると思います。その問題は、これらの命令の導入によって多少は緩和されるでしょう。

スイッチのON/OFFを逆転

スイッチのON/OFF状態を逆転します。

マップのスクロールの固定/固定解除命令

キャラクターが移動しても、マップがスクロールしないよう設定することができます。

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マップのスクロールの位置を元に戻す命令

画面のスクロール命令でずらした状態から、元の位置に戻すための命令です。

キャラクターのフラッシュ命令

画面のフラッシュのように、キャラクターをフラッシュさせる命令です。

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キー入力の処理命令

この命令を通った瞬間のキー入力状態を保持しておき、変数に格納する命令です。例えば下キーを押したら変数に1が格納され、上キーを押したら4が格納されるように実装できます。

RPGツクール2000では、これを利用して自作メニューの作成などが行われていたのですが、RPGツクールMZでは条件分岐の条件としてボタンの押下状態を指定できるので、実際はそれで代替できるかもしれません。

マップイベントの呼び出し命令

コモンイベントの呼び出しと同様、現在のマップ上にあるイベントのイベント命令を実行する命令です。

例えば下のように、8キャラ分あるモノのうち、どこ調べても同じイベントを実行したい場合に、代表1つを決めておいてあとは全部マップイベントの呼び出しにする、とすれば、重いイベントをコピペしなくて済みます。

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