RPGツクールと数学のブログ

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RPGツクール2000小技

過去ブログの転載です。

RPGツクール2000で使えるかもしれない小技です。今更?とでも何とでも言ってください。たとえ古びていってるとしても、私はこのツールが好きですよ。

先頭のメンバーの名前を表示する方法

文章の表示で、先頭にいるメンバーの名前を表示するには、\N[0]と表記すればOKです。これ実は2000の前作にあたるRPGツクール95の機能を踏襲してるのですよね。ツクール95だと$0と表記すれば先頭メンバーの名前になります。$1とか$2でメンバーの名前を表示できていました。

長い選択肢

選択肢の欄に入るのは最大16字ですが、主人公の名前に何かしら文字を入れて、\N[1]\N[2]など主人公の名前で数珠繋ぎにすれば、16字を超える項目名を作成することができます。

文章中の正確なウェイト

文章の表示の1/4秒ウェイトは\.で、1秒ウェイトは\|で、それぞれ表現できますが、実は各々は正確に1/4秒、1秒ではないんですよ。\.は\frac{16}{60}秒、\|は\frac{61}{60}秒、というように、\frac{1}{60}秒ずつ遅いのです。そんなの気にしなくていいと思いますけれど、もし正確に1/4秒、1秒ウェイトを表現しようと思ったら、次のように表現すれば実現します:

1/4秒ウェイト:\S[15]\<

1秒ウェイト:\S[20]\<\<\<

\<には副作用として、文章のスピードに応じたウェイトを与える効果があるので、それを利用しています。文章のスピードを変更する方法なので、後でスピードを元に戻すようにしておきましょう。

イベント中の細かいウェイト

ウェイトで0.0秒を指定すると、実際には\frac{1}{60}秒ウェイトになります。これを利用すれば、例えば戦闘アニメを数フレームだけ再生して途中からイベント再開するときなど、細かいウェイトを表現することができます。

フィールドを作りやすくする

フィールドを作るとき、うまく形が作れないときないですか。私はありまくりなので、紙か何かにまずフィールドの形を作っておいて、それをなぞるようにして作ることでフィールドを作ってます。

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こうやってまずかいて、これをbmp形式で保存して実際のフィールドのマップサイズになるよう拡大するのです。

1マスが16×16ドットですので、これは380×300マスを想定していますから、6080×4800ドットになるよう拡大します。でかいので注意です。

これをPanoramaフォルダに入れて遠景にしてなぞるようにしてフィールドを作ればいいのです。

ただ、ファイルのインポートでは遠景の最大サイズを遥かに超えてしまいエラーとなるので、Panoramaフォルダにbmpファイルを直接入れてやりましょう(256色に減色しておく必要があります)。なんと、普通に遠景として読み込むことが可能です。

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後はこんなふうに、遠景として読み込まれた手描きマップをなぞってやればOKです。下書きがあると安心ですね。