RPGツクールと数学のブログ

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RPGツクール95

過去ブログの転載です。

Dante98Ⅱが出てすぐぐらいに出たRPGツクール95です。Windows95で動くから、ツクール95といいます。とうぜん、Windowsで起動できますよ。

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マップの選択画面が左に、マップが右に表示されるようになりました。マップチップパレットが別ウィンドウで表示でき、Windowsの強みを良く活用していることが分かります。イベントを選べばイベントの編集画面になります。考えてみたら、2000以降とほぼ同じですよねぇ。このスタイルは95が初です。

変数はないけどスイッチは1000個作れます。変数がないのと条件分岐がないのはなかなか痛いことで、そんなに複雑なイベントが作れません。自作戦闘なんてもってのほか。出来るのかな??

アクションゲームとかでどうしてもボスのHPを管理しなければならないときは、私は「ボス耐久力」とかいうアイテムを作ってその個数で管理していました。

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イベント命令がちょっと少なめなのも気になります。

文章の表示では特殊文字が使えます。しかし、Dante98Ⅱや2000とは異なったスタイルの記号です。$1とか、$W20とか。ドルのマークを先頭に付けるのです。

ウィンドウは通常か半透明か。でもまあ2000は透明にできるのでテロップなんかも表示できましたよね。

選択肢はDante98Ⅱと2000と同様に4項目まで作れます。もっと選択させたいときは「次へ」とか「他」とかいう項目を作りますよねぇ。

お店や宿屋では店主のセリフを入力できます。Dante98Ⅱだと購入画面のセリフだけ固定しており、2000では数パターンしか設定できないので、毎回設定できるのは長所であり短所でもあります。また、宿屋では泊まることによって何が回復するかを設定できます。HPは回復するけどMPは回復しないとか、毒は治らないとか……

また、乗り物はとても多くあります。馬車、そり、ボート、船、気球、飛行船、です。
そりとか何に使うんや。ボートと船はそれぞれ2000でいう小型船、大型船、です。気球は飛行船の下位版で、険しい山は越えられない乗り物です。

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なぜか透明色がそのまま表示されてしまっていますが……このように乗り物を数個設置することも可能です。乗り物までイベントなのです。

絵の表示というのが一枚絵の表示とかピクチャーの表示に相当するものです。
写真など色数の多いものはざらざらになっちゃいますが、余白(画像の表示されない部分)を黒くすることで改善されることがあります。一度表示するとピクチャーの移動のように動かすことが出来ません。ピクチャー番号というものがなく、無数に重ねて表示していくことが出来ます。絵の消去をしたり、キャラクターを移動させたりすると、すべての画像が消えます。Dante98Ⅱでは画像の表示は一枚だけだったので、良くなった点なのですよ。

画面効果はフラッシュとかシェイクとか、色調変更とか。

BGMとして使えるのはWAVEとMIDIとCDオーディオです。周波数とか変えられます。私の環境ではなぜかMIDIが使えなかったので、ちょっと不便でしたねぇ。また、効果音にもMIDIが使えるようです^^;

ムービーも再生できるんですねぇ。まともに使ったことがありません。

魔法の追加で新しく魔法は覚えられますが、忘れることはできません。少しそれで困りました。

お金の増減でお金を管理できますが、お金を変数として使うことも可能です、一応は。お金は9桁ぐらいの金額を持てるので、かなりの大金持ちになれますよ。

主人公は全部で8人まで。正直これで十分です。

キャラクターを動かすをすると、イベント中でもイベントの動作中に主人公を動かすことができてしまいます。これを利用してタイマーを作ったりできます。主人公を動かしたくないときは主人公キャラの動きを止めるというのを入れておけば良いのです。キャラクターごとにスピードというものがありますが、これは謎です。なんであるのでしょう。1が最速で、普通が2で、最遅が確か50ぐらいでした。1だけでいいです。

95は面白いツールでしたけど、謎がいっぱいで扱いにくい印象があります。Dante98Ⅱと違って複数のイベントを同時に色々動かす辺りはかなり強いので、その意味では自由ですね。

でも2000があれば、95をわざわざ今やらなくても……とは思います。